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カトリック国に舞い降りた「中絶ドローン」 (2/4ページ)

2015.7.14 09:30

首都ワルシャワで行われた聖体祭の儀式。カトリック国のポーランドでは人工中絶が厳しく制限され、違法な闇手術が社会問題化している=2015年6月4日(ロイター)

首都ワルシャワで行われた聖体祭の儀式。カトリック国のポーランドでは人工中絶が厳しく制限され、違法な闇手術が社会問題化している=2015年6月4日(ロイター)【拡大】

  • スイスの山間部で行われた小型無人機「ドローン」を利用した医薬品の緊急輸送実験。世界中でドローンの使用方法をめぐる論議が活発化している=2015年7月7日(ロイター)

 ドローンを飛ばしたオランダの団体「ウィメン・オン・ウェーブズ」はこれまでも妊娠中絶が必要な女性に、世界保健機関(WHO)で承認された薬を郵送してきた経緯がある。妊娠9週目までにこの薬を内服すると流産と同じような状態になり、手術なしで妊娠を終わらせることができるのだという。

 横行する危険な闇手術

 ウィメン・オン・ウェーブズを創設したオランダの女医、レベッカ・ガンパーツ氏(49)は、ポーランドでは法律上、中絶が許される場合でもカトリック系の病院が申請を拒否していると指摘。「裕福な人は外国に行って中絶ができるが、手段を持たない人は苦しんでいる」と話す。

 実際、人口約3850万人のポーランドでは推定で年間5万人の女性が海外に渡航するなどして人工中絶を行っているのだという。しかし、海外への“中絶ツアー”を斡旋(あっせん)する団体も、地元検察の捜査を受けている。国内では闇で違法な中絶を行う医師もいるが、近代的な医療設備の下での手術は困難で、女性は危険にさらされている。

女性の権利向上を訴えるオランダの市民団体「教会は現実を見つめよ」

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