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【エコノナビ】既視感漂うTPP交渉 (1/2ページ)

2015.7.29 08:30

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉が大詰めを迎え、主食用コメの輸入枠をめぐる日米交渉が主要な焦点の一つになっているそうだ。そんな状況をみると、1986年から93年まで繰り広げられた多角的貿易自由化交渉「ガット・ウルグアイラウンド」を思い出し、既視感にとらわれる人も少なくないのではないか。

 ウルグアイラウンドでは「一粒たりともコメを入れない」との農協の主張を入れて、コメを関税化の例外対象とし、特別輸入枠を設けて国内消費量の8%にまで年々拡大させる措置をとった。しかし、関税をかけても輸入量が増えないことが分かったため、輸入枠が7.2%になった段階の99年4月にコメも関税化に移行させた。

 最初から関税化を受け入れていれば、消費量の5%の関税ゼロの輸入枠の設定だけで済んだ。だが、非関税化に固執したため、現在も7.2%から5%分を差し引いた2.2%分が加重されたままだ。

TPP交渉の基本 主業農家の利益になるかどうか

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