みなさんはどんな夏休みを過ごしましたか? 今月の思わずジャケ買いしたくなるワインは、夏の疲れを癒やしてくれるちょっぴり甘めでエキゾチックなスペインの白ワイン「マリエッタ」を選びました。ミステリアスな雰囲気をもつ女の子のエチケット(ラベル)。この女の子の名前は「マリエッタ」。そう、このワインの名前でもあります。不思議な世界へと連れて行ってくれそうですね。
「マリエッタ」はスペインで最もポピュラーな女の子の名前である「マリア」の愛称で、世界中の人々に親しみを持って愛してもらえるワインになってほしいという造り手の思いから名付けられました。マリエッタの背景にあるのは、リアスバイシャスの沿岸部、このワインが造られた街並みです。ブドウの品種はアルバリーニョ100%で造られていて、世界では珍しいセミ・セコ(やや甘口)のアルバリーニョ。アルバリーニョから造られるワインは基本的には辛口ですが、こちらは甘口に造られています。リンゴの香りと白い花の香りにエキゾチックなスパイシーさを感じます。甘味がありますが酸味もあるので、甘ったるくなくスッキリとした味わい。かすかな泡が口の中を爽やかにしてくれます。ボーダーのキャップシールが夏らしく、マリエッタの洋服ともおそろいで造り手のユーモアを感じます。