「7本指のピアニスト」(西川悟平著/朝日新聞出版、1500円+税、提供写真)【拡大】
『7本指のピアニスト』(朝日新聞出版、1500円+税)は、ニューヨークで活動中のピアニスト、西川悟平さんの自伝。カーネギーホールで定期的に演奏するなど前途有望だった彼だが、突然ジストニアという難病に冒され、両手の演奏機能を完全に失ってしまう。「一生ピアノは弾けない」と医師に宣告されるが、「ピアノが好き」というひたむきな気持ち、持ち前のポジティブ思考、あきらめない精神、そして、その明るい性格が引き寄せる数々の出会いにより、ピアニストとして復帰する。
ユーモアたっぷりに記された激動の半生は、多くの人を励ましてくれるはずだ。(一般社団法人「Get in touch」編集部/SANKEI EXPRESS)