四回、広島の松山竜平に本塁打を浴びた阪神の藤浪晋太郎=2015年10月4日、兵庫県西宮市の甲子園球場(白鳥恵撮影)【拡大】
プロ野球セ・リーグは4日、クライマックスシリーズ(CS)進出を争う3位の阪神と4位の広島がナイターで対戦し、6-0で広島が勝った。広島は7日の中日との最終戦に勝てばCS進出が決まる。
勝つか引き分けでCS進出が決まる最終戦に先発した阪神の藤浪は背信の投球となってしまった。5回4失点で降板し、「こうした結果になったのは自分の甘さが出てしまったからだと思う」とうなだれた。
0-0の四回無死一塁で、苦手の松山に甘い変化球を右翼席に運ばれ先制を許す。さらに四球と単打に失策が絡み2死二、三塁の場面で、今度は石原に右前打を浴び、2点を追加された。まさかの1イニング4失点。7月30日のヤクルト戦(甲子園)以来10試合ぶりの乱調だった。
五回の打席で代打が送られ、目標の200投球回に1イニング届かず、可能性のあった最多勝のタイトルも逃した。(SANKEI EXPRESS)