ヤクルトの真中満(まなか・みつる)監督がキーマンに挙げたウラディミール・バレンティンは、黙々と打撃練習に励んだ=2015年10月13日、東京都新宿区の神宮球場室内練習場(共同)【拡大】
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は14日、セ、パ両リーグでファイナルステージが開幕する。セ優勝のヤクルトは神宮球場で2位巨人と、パ優勝のソフトバンクはヤフオクドームで3位から勝ち上がったロッテと対戦する。優勝チームが1勝のアドバンテージを持ち、6試合制で日本シリーズ進出を争う。
パの第1戦の先発投手はソフトバンクが武田翔太、ロッテは大嶺祐太と発表された。予告先発のないセは、ヤクルトが石川雅規(まさのり)、巨人は内海哲也が予想される。
各チームは13日、最後の調整を行い、2年連続日本一を目指すソフトバンクはヤフオクドームで練習。ファーストステージを戦った札幌から移動したロッテは先発投手陣だけが球場で体を動かした。3年ぶりのCSに臨むヤクルトは神宮球場の室内練習場などで汗を流し、巨人は東京ドームで調整した。
ヤクルトは午後2時から軽めの調整を行った。激しい優勝争いを乗り越えた経験からか、レギュラーシーズン終盤の重苦しい雰囲気は感じられず、各選手は程よい緊張感で打撃や守備練習に取り組んだ。