「しわ取らないで」
ウィンスレットさんは、以前から写真加工を嫌っており、2009年には米女性誌「ハーパース・バザー」に対し「映画のポスターで、額にある目立つしわがなくなっていたら『元に戻して』って言うの。だって(麻薬で)ハイになってるって言われるより、老けてるって言われる方がましだから」と答え、話題になった。
また、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)などによると、ゼンデイヤさんは米ファッション誌「モデリスト・マガジン」の11月号のカバー写真用に撮影された写真が勝手に加工されたことに立腹。写真共有サイト「インスタグラム」に加工前と加工後の2枚を投稿した。2枚の写真を見比べると、加工後の写真は、明らかに腰回りやヒップ、太ももが細くなっている。ゼンデイヤさんは、インスタグラムで「こうした行為が、美についての非現実的な理想を作り上げる」と批判。「私を知る人なら誰もが、私の正直さや自分に対する愛情を知っている。だから、自分で本当の写真を公開した」と説明した。
これを受け、雑誌社の編集長が謝罪。ゼンデイヤさん側と協議のうえ、写真を元に戻すことを決めた。近く「無加工版」をウェブで公開するという。
73万件「いいね」
ゼンデイヤさんのインスタグラムには73万4000件の「いいね」が付き、約1万9700件のコメントが寄せられたが、多くは「加工前の写真の方がいい」「(加工した写真は)奇異な印象を受ける」「あなたは強くて美しい」といった彼女の行動を支持する意見であふれている。
また、ウィンスレットさんの一件を伝えるニュースにも、ツイッターで「真の美しさとは神が与えたものだ」「厚化粧ですら見苦しい時がある」など、加工に否定的な意見が多かった。
今年2月、米モデル兼女優、シンディ・クロフォードさん(49)が女性誌用に撮影した下着姿の未修正写真がネット上に流出したことがあった。このときも、加工前のこの写真を評価する声が目立った。痩せ過ぎモデルへの批判に続き、欧米の女性たちの美意識は“ありのまま”に変化しているようだ。(SANKEI EXPRESS)