時代超えた共感
“自分を知るためのアルバム”とはいえ、「25」には、多くの人が“これは私のための歌?”と思ってしまうほど切々とした歌が収録されている。「21」を制作した際に、「ドリー・パートンやジョニー・キャッシュといったカントリーミュージックが大好きなの。しかも50年前の歌でもストーリーテラーとして内容が素晴らしくて、“この曲は私のことを書いている”って思い込んでしまうのよね」と話していた。
今回共感しやすい“人生の償い”をテーマにしたことで、前作以上に時代を超えて残る歌をアデルは目指したのではないだろうか。(音楽ジャーナリスト 伊藤なつみ/SANKEI EXPRESS)
■Adele 1988年、ロンドン生まれ。2008年のデビューアルバム「19」は全世界で500万枚以上のセールス。大ヒット曲「ローリング・イン・ザ・ディープ」などを収録した11年発表の「21」は第54回グラミー賞で主要3部門独占、最多6部門を受賞するなど、記録ずくめのヒットを記録。12年に結婚し、男児を出産した。「25」にはブルーノ・マーズやリンダ・ペリーらが曲作りに参加している。