深刻な大気汚染が続く首都北京市で、空気吸入器付きのマスクをつけて歩く女性。中国では空気も“爆買い”の対象品のようだ=2015年12月19日(ゲッティ=共同)【拡大】
かつては缶詰や瓶入りも
中国で“新鮮空気”が販売されるのは、初めてではない。2013年1月末、リサイクル事業で巨万の富を築いた陳光標(ちん・こうひょう)氏(47)が、自分の顔をロゴマークにした新鮮空気の缶詰を、缶ジュースより高い1缶5元(約94円)で販売。当人いわく、10日間で1000万個を売るなど話題を集めた。
また、昨年4月には、中国の芸術家が、仏プロバンス地方の空気を詰めたガラス瓶を北京でオークションに出品したところ、5250元(約9万8800円)で落札された。
中国の大気汚染の異常さを象徴するような出来事だが、バイタリティ社にとって、中国はお得意さまだ。さらに、市場拡大を狙いインドや中東でも“新鮮空気”の販売を始めたという。ボトル入りのミネラルウオーターを誰が飲むのかと、いぶかしく思われたのは今は昔。今では当たり前の光景になったように、日常的にボトル入り空気を吸う日が来るのだろうか…。(SANKEI EXPRESS)