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「野坂さんは先駆けの旗だった」 五木寛之さんら弔辞で悼む (3/3ページ)

2015.12.20 08:00

野坂昭如(のさか・あきゆき)さんの告別式で置かれた遺影=2015年12月19日午前、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

野坂昭如(のさか・あきゆき)さんの告別式で置かれた遺影=2015年12月19日午前、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

  • 野坂昭如(あきゆき)さんの告別式で、喪主で妻の暘子(ようこ)さん(左)と握手をする五木寛之さん=2015年12月19日午前、東京都港区(代表撮影)

 音楽葬で最後の別れ

 さらに「戦争をしてはならない。巻き込まれてはならない。戦争は何も残さず、悲しみだけが残るんだ」という、野坂さんが大切にした言葉を引いて「『火垂るの墓』は世界で読まれています。日本の大事な一冊になってほしい」と願った。

 遺影に納まった40代の野坂さんはサングラスをかけ、くつろいでいるが、どこか斜に構えた表情。祭壇はユリなどの白い花で飾られた。

 作曲家の小林亜星(あせい)さん(83)、女優の小山明子さん(80)、作家の佐藤愛子さん(92)らも参列。小林さんは「『ひねくれ男』のように見えましたが、男らしくて僕は好きだった」と話した。

 会場には、野坂さんのダンディーな歌声が流れたほか、バイオリニストの佐藤陽子さん(66)も演奏するなど、音楽葬として営まれた。(SANKEI EXPRESS

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