日本ワインの市場規模(2014年)=2016年1月20日現在、※国税庁果実酒製造業の概況(2014年度調査分)より【拡大】
【ワインのこころ】
大手ワインメーカーのメルシャンは13日に開かれた事業方針説明会で、ワイン市場における消費数量(輸入ワイン+国内製造ワイン)は2009年から15年まで7年連続して拡大しており、15年はメルシャンの見込み推計で、過去最高の約38万キロリットルと発表しました。
メルシャンが実施した「どの国で生産されたワインを飲みたいですか?」という飲用意向調査で、トップだったのが「日本」。複数回答ですが、80.5%を占め、以下イタリア、フランス、スペイン、チリの順。
日本のワイン市場規模は、国内製造ワインが全体の30%で、うち国産ぶどうだけを原料にして国内で製造された“日本ワイン”は約162万ケース(720ミリリットル×12本換算)、約4%のシェアです=表(出典:国税庁発表課税数量に基づくメルシャン推計)。
メルシャンはフラッグシップブランドの日本ワイン『シャトー・メルシャン』に注力し、今年は甲州を中心にした白ワインの販売(目標は20%増)を強化しています。