たまには大胆な着物の合わせ方で(平松昭子さん提供)。http://kimonosnack.blogspot.com【拡大】
会場まで、バスと電車とタクシーを使いました。キャメル色の大判のカシミヤストールで体の3分の2が隠れ街中でも違和感はありません。八芳園に着き、着物の展示会場へ入るとゑり善さんの上品で奥ゆかしい世界が輝いていました。私は少しアバンギャルドすぎたようで少々居心地の悪さを感じ、もやもやしながらお庭に出ると盆栽がたくさん飾られていました。樹齢500年以上のものまであり気の遠くなる歴史に圧倒されて、着こなしのことであれこれ考えていたことも吹っ飛んでしまいました。映画ライムライトで、チャプリンが盆栽のパントマイムで落ち込んでいる女性を励ましているシーンを思い出しました。盆栽が面白いというチャプリンの物の見方はすてきです。先日、横浜の氷川丸で撮影をしたときに、チャプリンの写真と一緒に、彼が天ぷらが大好きだったというエピソードも書かれていました。
春にはアメリカの友人が来日する予定ですので素敵なおもてなしができるように、まだまだたくさん知りたい事、学びたい事が山ほどあります。普段は型破りで驚かせる事が大好きですが、和の文化に触れると自然と謙虚な気持ちになれるので不思議です。今は、その両方を行ったり来たりするのが楽しいです。(イラストレーター 平松昭子/SANKEI EXPRESS)