具体的な作品選びにあたっては、どんなスタンスで臨んでいるのだろう。「この十数年の出演作を見ていただければ分かると思いますが、僕は慎重に出演する映画を選んでいますよ。そして一歩一歩着実にプロジェクトを進めています」。チェンはこう説明した後、近作の系譜をたどり、それぞれ作品に出演した意図を語ってみせた。
「『香港国際警察』(2004年)は(製作総指揮、主演、共演者へのアクション指導などを担当)肉体的に大変でした。『ベスト・キッド』(10年)では(準主役のカンフー達人の)老人を演じたし、同時期に(一切のカンフーアクションを封印して)撮った『新宿インシデント』(09年、主演)も随分と神経をすり減らしました。周囲はみな『ジャッキーは年老いて動けなくなった』と口にしましたよ。だからその後、僕は『ライジング・ドラゴン』、次に『ポリス・ストーリー/レジェンド』(13年、主演)と、再びアクションを撮ってみせたのです」