さらば、タカとユージ-。1986(昭和61)年のテレビドラマ第1作放送以来、30年にわたって高い人気を集めてきた「あぶない刑事」シリーズが、新作映画「さらば あぶない刑事」(村川透監督)でついに完結する。前作「まだまだ-」から10年、定年を目前に控えながらも、巨大組織の陰謀に立ち向かう2人。舘(たち)ひろし(65)と柴田恭兵(きょうへい、64)が変わらぬダンディズムとセクシーさで観客を魅了する。
映画らしい作品になった
定年を5日後に控えた横浜港署の捜査課刑事、タカこと鷹山敏樹(舘)とユージこと大下勇次(柴田)。2人が追っていた銀星会の残党で、今は闘龍会幹部の伊能が惨殺死体で発見され、街のマフィアたちの均衡が崩れ始める。そこに、中南米の犯罪組織BOBの先兵で、圧倒的な戦闘力を持つキョウイチ・ガルシア(吉川晃司(きっかわ・こうじ))が乗り込んできた…。
派手なカーチェイスに華麗なガンアクション、そして吉川と舘のオートバイアクションでの一騎打ちと、盛りだくさんの内容。製作に入る前に、舘と柴田は村川監督らと議論を重ねた。