3人芝居「オーファンズ」(宮田慶子演出)。(左から)平埜生成、高橋和也、柳下大。2月21日まで公演(神ノ川智早さん撮影、提供写真)【拡大】
兄に家に閉じ込められ、外の世界におびえていたフィリップ役の平埜が、ハロルドの影響で生き生きと変化していく過程が鮮やかだ。暴力的なトリート役の柳下が、恥ずかしさを残しながら少しずつ素直になっていく様子には、等身大の魅力がある。
救いのない境遇でも出会いが光をもたらす。周囲の人とのつながりが、いとおしくなる舞台は、柳下がかつて指導を受けた宮田に直談判して実現した。ベテランの高橋が若手2人を包み込んで支える。2月21日まで、東京芸術劇場シアターウエスト。兵庫公演あり。(藤沢志穂子/SANKEI EXPRESS)