ベラビスタはイタリア語で「美しい眺め」。エントランスからフロントへ、視界に広がる瀬戸内の海。ゆっくりと風景を楽しむためのソファのファブリックや、くつろいで過ごすための館内着にまでデニムが用いられています。福山は素材のメーカーが多いため名前の露出こそ少ないのですが、国内で有数のデニム産地であり世界的にも有名なカイハラデニムをふんだんに用いたおもてなしが用意されています。地元の食や産業、文化に根付いたサービスを提供する、「居ながらにして地域を丸ごと体験できるリゾート」がこのホテルのコンセプトになっているのです。
磯崎さんの出身は東京。銀座の有名ホテルでコンシェルジュを務めていましたが、縁あって広島にやってきました。地元の人たちにとっては日常過ぎて見過ごしてしまうような「地」のものに触れるに付け、「ここに来なければ見られないもの」の価値を見いだします。東京は「たくさんのものが集まり、何でも手に入りやすく、それで体験できた気持ちになってしまう」と気付かされたそうです。その新鮮な感受性を買われ、宿泊支配人というポジションでありながら、地域をアピールできるものを捜し求めることに。