フィギュアスケートの全日本選手権の表彰式に臨む(左から)2位の樋口新葉(わかば)、優勝の宮原知子(さとこ)、3位の浅田真央(まお)の3選手=2015年12月27日、北海道札幌市南区の真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(高橋茂夫撮影)【拡大】
樋口選手の1学年下で宮原選手と同じ浜田美栄コーチに師事する白岩優奈選手(京都醍醐ク)は全日本のフリーで、トップスケーターとともに最終組で滑り、堂々の演技で総合5位に入りました。GPジュニアファイナルで3位に入り、白岩選手と同学年の本田真凛選手(関大中)も初の全日本で9位と大健闘しました。
今回の全日本に出場した選手の中から、平昌五輪の代表は絞られていくことになります。このコラムでも、女子の奮起を促してきましたが、2年後の五輪に向けた代表レースが楽しみになってきました。(元フィギュアスケート選手、フジテレビ職員 中野友加里/SANKEI EXPRESS)
■なかの・ゆかり ?1985年、愛知県江南市生まれ。史上3人目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功し、2006~08年まで3年連続で世界選手権日本代表。10年に現役引退し、フジテレビに入社。早大大学院修了。著書「トップスケーターの流儀~中野友加里が聞く9人のリアルストーリー」(双葉社)が発売中。