テレビ観戦者も含め多くの人を魅了したビヨンセさんのハーフタイムショー。だが、保守系メディアなどから「政治的だ」などと批判の声もあがっている=2016年2月7日、米カリフォルニア州サンタクララ(AP)【拡大】
一斉に握り拳を突き上げるアクションも。68年メキシコ五輪の陸上競技で表彰台に立った米黒人選手2人が、黒人差別に抗議して示したポーズだ。2人はスポーツの祭典に政治を持ち込んだとして批判を浴びた。
「警察批判の場とした」
新曲の歌詞は、ビヨンセさんが米南部出身の黒人であることを前面に出している。曲のビデオは、2005年のハリケーン「カトリーナ」で被害を受けた南部ニューオーリンズの黒人が、当局から不当な待遇を受けていることを暗示し、警官隊と黒人少年が向かい合うシーンもある。
近年、米国で警察官が黒人に過剰な暴力をふるい、若者が死亡する事件が相次いだため生まれた「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命だって大切だ)」運動の活動家は、AP通信に、著名アーティストが「社会を啓発し、芸術の力で社会正義の実現を図ろうとするのは素晴らしい」と述べた。