ブルペンで投球練習するソフトバンクの松坂大輔=2016年2月19日、宮崎県宮崎市の宮崎アイビー(共同)【拡大】
プロ野球のオープン戦は20日、沖縄県内で3試合が行われてスタートする。3月25日のセ、パ両リーグの開幕が約1カ月後に迫り、実戦での調整が本格化する。19日はロッテと西武がキャンプを打ち上げた。
ソフトバンクがキャンプを行う宮崎市では19日、昨夏に右肩を手術した松坂大輔(35)がブルペン入りし、今キャンプ最多となる138球を投げた。「全体的に良くなかった」と言いながら、表情は明るかった。
「実戦に戻ることを想定した」と半分以上がセットポジション。内外角に投げ分け、変化球を織り交ぜた。「上半身に余分な力が入ってしまった」と首をかしげる姿もあり、投球終了後のキャッチボール中に「軽く投げたことで分かった」と再びマウンドへ。さらに3球を加え「最後は良かった」と納得顔だった。
球を受けた細川は「球が重く感じた。最後の押し込みもあった」とたたえた。休養日前日の21日に2度目の打撃投手を務める予定だ。(SANKEI EXPRESS)