ホンダ技術の粋を集めた新型「NSX」の素顔とは 価格は初代の3倍
フォト集ホンダが25日から国内受注を始めた新型NSX。ホンダの技術の粋を集めた新型に詰め込まれた最新のテクノロジーの凄さとは。
■エンジン
新型NSX用に開発した3・5リットルのV型6気筒ツインターボエンジンと高効率・高出力の3モーターハイブリッドシステムを搭載した。最高出力は573馬力。また、9速のトランスミッションに、前輪の左右を独立した2つのモーターで駆動するシステムの採用で加速性能を高めた。「走る」のほか、きびきび「曲がる」、すぐに「止まる」というクルマに求められる性能をそれぞれ極限まで追求したというスポーツカーで、八郷隆弘社長は「NSXでクルマを操る喜びを実現した」と話す。
■軽量なボディー
初代NSXの最大の特徴でもあった軽量化したボディーという特性は後継でも残した。新型では、アルミ材を中心とした複数素材で車両の枠組みを形成し、サスペンションもオールアルミとした。他のボディーパネルでも軽量化素材をふんだんに使った。またホンダ独自の素材や処理技術の採用により、軽量なのに高い衝突安全性能を実現した。
■空気抵抗は最小限に
スポーツカーにとって大事な要素である空気抵抗は可能な限り小さくできるように設計した。抵抗を小さくするためのボディーの流線形状、吸排気ダクト、構成部材の形などにこだわり、風の抵抗を受けにくく高速走行時の走りが安定できるようにした。
■4つの走行モード
新型NSXには、走行条件応じて4つの走りが選べるシステムを採用した。住宅街では静かに、街中や高速道路では「走りと燃費」の両立を図れるほか、サーキットでは最大限の加速性能と、シーンに応じて最適な運転モードの選択が行える。「より幅広いシーンで、誰もが我慢を強いられることなく運転が楽しめる」(ホンダ)という。
■外内装
外装は、ひと目でNSXと分かる鋭ったデザインを採用した。ライトやランプ類もオオカミの目のような鋭いイメージで、精悍さを演出した。カラーは赤や紫、銀、白など全8色を用意した。一方、内装は黒基調で高級感を醸し出した。ドライバーが運転に集中しやすいデザインも採用した。運転しやすいよう前方をみやすくしたほか、カラー液晶ディスプレーによるメーターパネルで計器類の視認性も高めた。
■生産は米国
新型NSXの生産は、米国オハイオ州のメアリズビル四輪車工場の隣接地に位置する専用工場で行う。熟練した約100人の従業員がボディーの製造、塗装、最終組み立てまでを担当する。生産を完全内製化することで、高い品質を目指したという。
■販売目標
国内の希望小売価格は2370万円。販売目標は国内で年100台、米国で800台。初代NSXは2005年の販売終了まで世界累計約1万9千台が販売されており、初代より3倍近く高くなった新型が富裕層中心にどこまで受けいられるかが注目される。
関連記事