【写真で見るロールス・ロイス】(3)職人技が息づく“本物の美しさ”…最高にセクシーなオープンカー「ドーン」
イギリスの超高級自動車メーカー、ロールス・ロイスの注目車種を3回にわたって紹介するフォト企画の最後を飾るのは、4シーターのコンバーチブル「Dawn(ドーン)」。英国のクラフツマンシップが息づく華美で精巧な内外装を豊富な写真とともにチェックする。(文・写真 大竹信生/SankeiBiz)
夜明けとともに浮かび上がるシルエット
ロールス・ロイスにはファントムやゴーストなど幽霊にまつわる車名が多いことはレイスの記事でも触れたが、今回主役のドーンは英語で「夜明け」を意味する。
『長い夜が明ければ幽霊は姿を消し、日の光を浴びて目覚めたドーンがルーフを開けて明るい未来へと走り出す-』
このクルマはそんなメッセージを発しているのだろうかと、勝手に想像してみた。やはりドーンがもっとも輝くのはオープンカーとして走るときだろう。
見事な職人技に脱帽
ルーフを格納したときにひと際目を引くのが、後席を囲むように現れるウッドデッキだ(※一部モデルはレザーデッキ)。これほど大胆かつ贅沢に木材を使用したクルマは恐らく他にないだろう。内装に目をやるとダッシュボードからセンターコンソール、ドアトリムまで至るところにウッドパネルが使われており、4つの独立型レザーシートや随所に配した金属パーツと見事に調和している。一歩間違えれば下品ともとられかねない組み合わせだが、3つの素材を華麗かつ上品なパッケージに仕立てる英国職人たちの技巧には脱帽するばかりだ。
純白のメーターやアナログ時計はもはや芸術的な美しさで、ドアハンドルやパワーウインドウスイッチなどの金属パーツは宝石のように輝いている。シートのふくらみやダッシュボードの張り出しが描く柔らかな曲線美もどこか官能的。何時間でも眺めていられるほどに、華やかでセクシーなクルマである。
職人たちが情熱とプライドを持ってハンドビルト(手作り)しているからこそ伝わるロールス・ロイスの世界観。それは、いつの時代も「世界最高のクルマを作る」ということ。クラフツマンシップの流儀が息づく壮麗で豪華な意匠は、こけおどしでも何でもない。随所まで魂が込められているからこそ生まれる「本物の美しさ」がドーンにはある。
(1)自らハンドルを握るための2ドアクーペ「レイス」 から読む
(2)贅沢な室内空間が魅力の高級サルーン「ゴースト」 を読む
■ロールス・ロイス ドーン(ブラック・バッジ)
全長×全幅×全高:5285×1947×1502ミリ
ホイールベース:3112ミリ
車両重量:2560キロ
エンジン:ターボチャージャー付きV型12気筒
総排気量:6.6リットル
最高出力:442kW(593ps)/5250rpm
最大トルク:840Nm/1650rpm
トランスミッション:8速AT
タイヤ:(前)255/45R20(後)285/40R20
駆動方式:後輪駆動
トランク容量:321リットル
定員:4名
最高速度:250キロ/h(リミッター制御)
車両本体価格:4370万円
関連記事