ど派手衣装で行進する北九州市の成人式参加者=10日午前、北九州市小倉北区(中村雅和撮影)【拡大】
「とにかく、目立ちたい。派手なことをしたいけんね」
新成人の永元裕也さん(20)は、快く取材に応じてくれた。
名前や地区が印刷された旗や、そろいの衣装代として10万円程度を用意した。「お金に余裕はないけれど、多少無理をしても、しっかりやりたい。自分たちにとって、成人式は特別なイベント」と語った。
別の集団にカメラを向けたところ、記者自慢の口ヒゲが目にとまったらしい。「カメラのおっさんのヒゲ、茶色いぞ!」「茶色!」「茶色!」。拡声器でコールが始まってしまった。
花魁姿の女性に声をかけた。北原侑季さん(20)は「カワイイから、この格好が好き。変わったこともしてみたかった」と笑顔で、友人と記念写真を撮影していた。