【試乗インプレ】「GT」を名乗るハイブリッド、その本性に迫る VWゴルフ GTE(前編) (4/5ページ)

  • 志摩の多島美をバックに。ゴルフGTE
  • ボンネット内のハイブリッドシステム。奥の黒いのが1.4リッターターボエンジン、手前の銀色部分がモーター。パッツンパッツンです。ゴルフGTE
  • パッと見はガソリンモデルと変わらないが、よく見ると…ゴルフGTE
  • グリルからヘッドライトカバーを貫くブルーのラインと向かって左側にブルーの「GTE」バッヂ、バンパー埋め込みのC型ポジションランプは専用装備。フロントのコンビランプがフルLEDなのもゴルフ初。ゴルフGTE
  • ゴルフGTE
  • ハッチバックというジャンルを確立した初代から変わらぬ、太い「く」の字型Cピラー。ゴルフGTE
  • 開口部を全開にすると、ボディーの他の箇所と比べていかにCピラーが太いかがよくわかる。ゴルフGTE
  • ゴテゴテした余計なラインのないクリーンな造形。人によってはつまらないと感じる?ゴルフGTE
  • 右側のリアコンビランプにはひときわ明るく光るリアフォグランプも内蔵。ゴルフGTE
  • C型ポジションランプに囲まれるように2本のフィンが。ちょっとGTIっぽい造形。ゴルフGTE
  • フロントフェンダーにはブルーのエンブレム。GTIはここが赤い。ゴルフGTE
  • ターンシグナル内蔵の自動格納機能付きサイドミラー。ゴルフGTE
  • キーを携帯して外側に触れると施錠、内側に触れると解錠するドアノブ。実はキーの電池切れに備えた鍵穴も隠されている。ゴルフGTE
  • リアコンビランプもフルLED。GTIやRと同じデザイン。いま流行りの導光式LEDではないが、これはこれでカッコイイ。ゴルフGTE
  • マフラーは左2本出し。ゴルフGTE
  • 小振りなシャークフィンアンテナ。ボディー同色でないのが残念。ゴルフGTE
  • タイヤサイズは前後とも225/45R17。大径ディスクブレーキに青く塗られたキャリパーが映える。ゴルフGTE
  • ゴルフGTE
  • 同様のプレスラインが前後ドアをも一直線に貫き、直線基調の造形を強調。ゴルフGTE
  • ゴルフGTE
  • 隙間なく詰め込まれたハイブリッドシステム。あれ?フロントエンブレムが…ゴルフGTE
  • パカッと開いて…ゴルフGTE
  • 中から充電用端子が。そう言えばプラグインハイブリッドでしたね。ゴルフGTE
  • 一見ガソリンエンジンモデルと変わらないように見えるインパネだが…内装の画像、続きは次回後編で。ゴルフGTE


 ブレーキもGTIと同等の大径ディスクだから、200馬力超のハイパワーでもガッチリ受け止め、まったく不足を感じない。「止まれる」という安心感が、積極的にスピードを乗せていこうという気分を盛り上げる。

 ハンドルを握る両手には、タイヤがどのくらい路面をつかめているかが存分に伝わってきて、元気よく走っている時でも安心感が高い。もっとも、私のような素人ドライバーがちょっと飛ばしたくらいではその限界は窺えず、ポテンシャルの高さはスポーツモデル並みと感じた。ただ、標準装備の17インチタイヤは静粛性と乗り心地は非常に優れているものの、元気よく走るには少し物足りない。スポーティー志向なら、オプションの18インチタイヤに着け替えたい。

 アクティブセーフティー(能動的安全)性能については、後編で詳しく触れるが、このクルマとにかく抜かりがない。ドライバーがアクセル、ブレーキ、ハンドルで意思を示せば、クルマは最善の挙動で答えてくれて、危険が回避される(あるいは最小限に抑えられる)。そしてクルマに助けられたと感じたその瞬間、一気に信頼感と愛着が増す。

 ハイブリッド化が重量配分に好影響か

 試乗車はサスペンションの特性を切り替える「DCC」というオプションが装着されていないモデルだったが、足回りの剛性に不足は感じなかった。その理由はひょっとすると、後部座席下に積まれた大容量バッテリーのおかげかもしれない。

 ガソリンエンジンのモデルでは燃料タンクが格納されているこの場所に重たいバッテリーを搭載、燃料タンクは荷室下に移設したことで、前後の重量配分が最適化され、同時に重心が低くなっている。結果、かなりハンドリングのよい素性を持つ構造になったのではないかと思う。

ハイブリッド王国=日本のメーカーは、どう受け止める