贅沢な2列目キャプテンシート
試乗車は7人乗りのため、2列目は飛行機の座席のような独立型のキャプテンシートを2つ配置。室内高は1.3メートルほどあるので、子供ならかがまずに歩くことができる。本稿では7人乗りについて記述しているが、8人乗りは3人掛けのベンチシートを採用している。
キャプテンシートは座席を独り占めできるので、ちょっとしたプライベート空間が生まれる。背もたれをリクライニングさせると座面が連動して上昇するため、どの角度に変えてもサポート性に優れている。もちろん、ひじ掛けとオットマンもついている。これでマッサージ機能でもついていたら、もうクルマの中でずっと過ごせちゃいそう。天井には2列目と3列目のエアコンを操作できるタッチパネルを設置。吹き出し口も各シートについているので、車内のどこにいても快適に過ごすことができる。
3列目はウォークスルーで簡単にアクセス可能。スライドドアを開けて乗り込むときは、2列目シートを内側(横方向)に動かせば開口部がさらに広がり、乗り降りが楽になる。ただし、1列目と2列目の肉厚なシートに比べ、3列目は座り心地が劣る。着座時にちょうど顔の真横に迫る窓枠の張り出しも気になった。子供なら問題ないだろうが、ここに大人3人で乗ることはあまりお勧めしない。
床下にしまえる3列目シート
フリードなどこれまでのホンダ車HVは3列目シートの床下にバッテリーを搭載していたが、オデッセイは極限まで薄くしたバッテリーを1列目直下に格納させたことで、3列目に広大なスペースを作ることに成功。この床下空間にシートを畳むことで、広々としたラゲージスペースを確保した。多くのミニバンは跳ね上げ式の3列目シートを採用しているため、どうしても荷室の両端が狭くなってしまうが、オデッセイはその欠点を見事に解消。積載量が大幅にアップしたほか、2列目シートを後端まで移動させるロングスライドモードも可能になった。