気になるのはやはりディーゼル特有のエンジンノイズだが、こちらもかなり低く抑えられており予想以上に静か。クルマの外ではさすがにそれとわかる「ギャラギャラ」音がするけれど、音量は小さいから近所迷惑になるようなことはないだろう。
キャビン内は遮音がよく効いているので、意識しなければディーゼルエンジンとはわからないほど。振動も室内にはまったく入ってこない。
素晴らしいのはアイドリングストップ後の再始動。ディーゼルエンジンは圧縮比が高い分、始動時の振動も大きくなりがちだが、まるでガソリンエンジンのように、いや下手なガソリンエンジンよりも小さな振動しか感じさせず、信号待ちからの再始動の度にディーゼルを意識させられるようなことがない。
ホントにBMW? 違和感すら覚えるミニバンらしさ
運転席は視点が高くて視界が広く、ボンネットが短いミニバンならではの感覚でとても運転しやすい。視点が高い分見通しがきくおかげで渋滞中のストレスも少ないうえ、頭上の余裕もたっぷりで閉塞感がないから、ゆったりした気分で運転できる。
信号待ちでふとハンドルに目を落としたとき、真ん中に光るBMWのプロペラエンブレムに「これホントにBMW?」と違和感を覚えるほど、しっかりミニバンしている。
ミニバンだから、セダンやハッチバックに比べるとバックドアまでは距離があるが、窓がスクエアで大きいから後方視界もよく、窓の位置がほぼクルマの後端だということに慣れてしまえば逆に車両感覚が掴みやすくて、車庫入れは楽だ。シフトをリバースに入れると、ナビ画面に表示されるリアカメラの映像にガイドの線が重ねて表示されるほか、左のドアミラーが自動で下を向いて駐車スペースの白線が見えるので、切り返さずに一発で決めやすい。
使いである3つのドライブモード
エンジンの出力特性やダンパーの効き具合を切り替えるドライブモードは3種類。バランス重視の「コンフォート」、燃費重視の「エコプロ」、レスポンス重視の「スポーツ」だ。