【試乗インプレ】歴代のロータリーがずらり マツダミュージアム見学記 エンジンの巻 (2/4ページ)

  • コスモスポーツに搭載された、世界初2ローターエンジン。マツダミュージアム
  • 右側から。491cc×2と1リッターに満たない小排気量ながら94馬力を発生する。マツダミュージアム
  • ルーチェロータリークーペ搭載の縦置きFF用。マツダミュージアム
  • 排気量アップで馬力増に加え、トルクも3500回転で17キロ台と実用域での扱いやすさが向上。マツダミュージアム
  • 軽自動車のシャンテに搭載予定だった1ローター。結局実現せず幻のエンジンとなった。マツダミュージアム
  • 小型二輪に搭載できそうなほどコンパクト。マツダミュージアム
  • 初代RX-7の2ローター。マツダミュージアム
  • 右側はこんな感じ。マツダミュージアム
  • 13B可変吸気式。ルーチェ、コスモ、サバンナRX-7に搭載。マツダミュージアム
  • 燃料噴射は電子式になった。マツダミュージアム
  • ツインスクロールターボチャージャー付き13B。てっぺんにはインタークーラー。マツダミュージアム
  • 最大出力185馬力、最大トルク25キロ。1985年当時の2リッタークラスとしてはすごい数値。マツダミュージアム
  • ユーノスコスモに搭載された3ローター。さすがに少し大きめだが、排気量を考えるとやはりコンパクト。マツダミュージアム
  • 300馬力超出る設計を自主規制で280馬力に抑えたという。マツダミュージアム
  • 現状最後のロータリーエンジン搭載車RX-8に積まれたRENESIS。マツダミュージアム
  • 右側は一部カットされ、内部構造が見える。マツダミュージアム
  • 分解されたRENESISでロータリーエンジンの構造がわかる展示。マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • 開発初期の4ローター。マツダミュージアム
  • ミッションユニット(手前)付きなのですごく長い。マツダミュージアム
  • ル・マンを制した日本自動車史のレジェンド、787B。展示されていたのは静態保存版。動態保存のマシンは“出張中”だった。マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • ル・マンでの快挙を支えた4ローターの心臓、R26B。マツダミュージアム
  • 最大出力は9000回転で700馬力。マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • ル・マンでの快挙に贈られたトロフィーとカップ。マツダミュージアム
  • スカイアクティブ技術の展示室は、初代CX-5のクレイモデルがお出迎え。マツダミュージアム
  • インテリアのクレイモデル。マツダミュージアム
  • ガソリン仕様車用のスカイアクティブGエンジン。マツダミュージアム
  • 同エンジン後ろ側。マツダミュージアム
  • ディーゼル仕様車のスカイアクティブDエンジン。マツダミュージアム
  • 同エンジン後ろ側。マツダミュージアム
  • 6速AT(トルクコンバーター)のスカイアクティブドライブ。マツダミュージアム
  • 6速のスカイアクティブMT。マツダミュージアム
  • 前部シャシー。マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • 後部シャシー。マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • 見たとおりのボディでございます。マツダミュージアム
  • 空洞のエンジンルーム。マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • マツダミュージアム
  • 衝突実験車、100%の正面衝突だとこういうつぶれ方。マツダミュージアム
  • エンジンルームは見事につぶれているが、キャビンはほぼ影響なし。これならドアもスムーズに開いて速やかに脱出できそうだ。マツダミュージアム


 NSUがVWグループに吸収されたのちロータリーエンジンから撤退したのに対し、マツダは独自で研究開発と改良を重ね生産を続けた。ロータリーエンジンは他の方式に比べて高性能を実現しやすいことから、日産、トヨタ、ダイムラーなどいくつかの自動車メーカーが研究開発に取り組んでいるが、1970年代以降、40年以上にわたり継続してロータリーエンジンを量産したのはマツダただ1社である。

 と思っていたら、近年になって旧ソ連の国営自動車メーカーVAZ(ヴァース)もロータリーエンジンを搭載した車種を量産していたことがわかってきた。しかし、これらのエンジンはマツダやNSUなど西側メーカーの技術のリバースエンジニアリング(つまり高度なパクリ)で作られたもの。だから公にされず、長らく知られることがなかった。したがって独自技術とは言えない。

 マツダではコスモスポーツ以後もファミリア、ルーチェ、カペラ、サバンナRX-7などに次々搭載、熱烈なファンを増やしつつ、看板技術として脈々と受け継いでいった。

 世界の頂点を極めるも現在は…

 市販車のみならず、モータースポーツでもロータリーエンジンは活躍。1991年、4ローターのレース専用エンジンR26Bを搭載した787Bが、ル・マン24時間レースで優勝。今日に至るまで、同レースを日本のメーカーが制したのも、ロータリーエンジン搭載車が優勝したのもこの時だけである。

 フォード傘下で経営の苦しい時期にあっても、観音開き4ドアスポーツの意欲作RX-8に搭載するなど、技術の維持・継承を図ったが、2012年のRX-8生産終了以降、現在は搭載車種ゼロとなっている。

小規模メーカーの独自性生かすスカイアクティブ

     以上、かけ足でお送りしてきたが、一般見学者が入らないお昼休みの1時間で見て回るには垂涎モノの“誘惑”が多すぎて、とても時間が足りなかった。写真を撮るので精一杯で、案内してくださった広報担当の方にもろくにお話を聞く余裕もないくらい。とにかく見どころ満載の充実した博物館である。見学の際は今回と前回の見学記を参考に、あらかじめいくつかターゲットを絞って訪問することをおすすめする。  見学申し込み  マツダミュージアムの見学は、個人、グループのほか、教育機関や企業などの団体、誰でも無料で見学可能。完全予約制でインターネット、または電話で受け付けている。  詳しくはこちらへ(←クリックでマツダミュージアムのページが開きます)。