運転苦手でもバッチリサポートしまっせ!
最小回転半径は4.6メートルで軽やコンパクトカーの標準的な数値。取り回しでありがたいのは、なんと言ってもボディーが四角いことだろう。特に、サイドとリアは窓の位置がそのまま車体の端と考えていいので、狭い場所に入っていくときにも不安が少ない。前方にはボンネットがあるが、シートポジション次第ではボンネットを視界に入れることもできるし、そもそもボンネット自体が短くて四角いので、車両感覚はすぐにつかめるはずだ。
4万円+税でオプション設定されているパノラマモニターがあれば、取り回しはさらに楽になる。前後左右の死角をカバーする位置に4つのカメラが装備され、車庫入れ、縦列駐車はもちろん、見通しの悪い交差点での一時停止からの発進、幅員の狭い道での運転など、接触事故が起こりやすい場面で大いに役に立つ。モードを切り替えれば、4機のカメラからの映像を合成し車体を真上から見下ろしたように表示する今流行りのトップビューも可能だ。
運転が苦手だけれど、生活の道具として使う必要があるユーザーにやさしい、使用頻度の高い装備であり、コストパフォーマンスに優れている。個人的には、これで車両感覚をつかみ、苦手意識をなくして、運転を楽しめるユーザーが増えてくれれば…などという期待すらしてしまう。
運転支援機能はこのほかにも、フロントグリル内に設置されたレーダー&カメラと連動して作動する衝突回避ブレーキや誤発進抑制機能などの総称「スマートアシスト2」が上位グレードに標準装備されている。残念ながらというか、幸いにもというべきか、今回の試乗でこれらの機能を試す機会はなかったが、これは是非全グレードに標準装備してほしいところだ。スタート価格を低く抑える意図があるのだとしても、下位グレードではオプションとしても選べない設定には疑問を感じる。