オレンジ色批判に対し、株主総会で阪神電鉄の岡田信・常務取締役は「社内で検討した結果選定した色で、変更の予定はない」としつつも「次のリニューアルでは、社内で議論したい」と含みを持たせた。
「分かりづらい」京阪
車体上部に濃緑色、帯は黄緑色、車体下部は白色-。京阪電気鉄道は今年度内に、滋賀県を走る「大津線」の車両をすべて京阪本線と同じカラーにする。塗装作業を順次進めているところだ。
しかし、親会社の京阪ホールディングスが6月20日にグランキューブ大阪(大阪市北区)で開いた株主総会では「車両の見分けがつかなくなる」と反対する意見が出された。「浜大津駅で乗るとき、来た電車が京津線か石山坂本線か分かりづらい」からだ。
大津線は御陵-浜大津間から京都市営地下鉄東西線に直通の「京津線」と、石山寺-坂本間の「石山坂本線」からなる。京津線の車両はパステルブルーの「800系」で、石山坂本線は主に若草色と青緑色のツートンカラーの「600系」と「700系」。これらの車両がすべて同じデザインになると一目瞭然とはいかず、車体の識別マークを確認する必要がある。
会社側は、デザインの統一について「沿線外のお客さまが電車を見て『京阪が走っているんだ』ということを認識いただける」と説明。通勤・通学客だけでなく観光客にも「大阪、京都、琵琶湖畔を結ぶ電車」としての京阪のイメージを植え付け、乗客増につなげる狙いがあるという。