【CAのここだけの話♪】〈知識で勝負!〉目は鷹のごとく…七変化しても驚かないで?! (2/5ページ)

  • 平松真依さん
  • 平松さん。ブダペストの議事堂をバックに
  • 平松さん。イタリアのピサの斜塔の前にて
  • 平松さん。シーシェルの海岸にて
  • 平松さん。バンコクのワット・アルンにて
  • 平松さんほか。南アフリカのヨハネスバーグのレストランにて
  • 平松さんほか。ブリュッセルの中心街にて


◆ブリーフィングルームが凍り付く瞬間

 私たちは毎便フライト前に、その日共に勤務するCAたちとブリーフィング(短い会議)を行います。1万人以上の乗務員を抱える私の会社では、毎便全員が互いに初対面であることばかりでその雰囲気は毎度異なります。

 しかし総じて、このブリーフィングの中で空気が凍りつくのがいわゆる知識チェックの時間です。もちろんCAとして1番大切な“保安員”としての知識です。答えられなかった日にはもう…「忘れちゃった」では許されない、継続的に勉強する事が求められるお仕事なのです。

 また他にも、お客様の情報やプロファイリング(個人の特性の記録・分析)等の情報も共有されます。そこではフライト中に医療的にアシスタントが必要なお客様から、何かしらのサービスリカバリーが必要なお客様、そしてエスコートのつくお客様など私たちが知るべき情報が共有されます。この情報なくしてはフライトは円滑に進みません。

 そしてもう一つ、私たちにとって大切なのはお客様のプロファイリングです。例えば日本の方々は丁寧で繊細な接客を好まれる方々が多い一方で、欧州の方々はフレンドリーで素早い接客をお求めになる場合が多いです。

ギャレーとキャビンは別世界…