【木下隆之の試乗スケッチ】メルセデスベンツ CLS 3代目は一層オシャレに (1/3ページ)

  • メルセデスベンツ CLS
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  • メルセデスベンツ CLSの車内
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 新型メルセデスベンツ CLSが、ますますスタイリッシュになって誕生した。初代CLSが発表されたのが2003年のフランクフルト国際自動車ショーだったから、今年で15年になる。その間に2度のモデルチェンジが行われた。新型モデルは3代目となる。

 CLSの最大の特徴は、デザインコンシャスであるという点だ。平たい言葉で言えば、「かっこいい」である。

 ボディの骨格となるシャシーやエンジンや、そこで得られたパワーを伝達するトランスミッションやサスペンションといった機械的な基本構成はメルセデスEクラスと共通なのにもかかわらず、クーペ風のスタイリッシュなフォルムとしていることだ。「スポーティなルックスの4ドアセダン」であることがCLSの存在意義。

◆ブランド巧者らしい潔さ

 そのための割り切りは大胆で、新型になってようやく5人乗りになったものの、それまでは後席の定員は4名に限定していたほどだ。ルーフラインをアーチ型に曲線化させたことで、後席の乗員が快適に過ごすための空間が犠牲になってしまったからだ。

 3リッターものエンジンを搭載し、4枚のドアを備えるミドルセダンは、言ってみれば高級セダンの部類に属するだろう。だというのに、乗員を4名に限定してまでもスタイリングにこだわった。市場規模を狭めてまでも「かっこいいセダン」でありたかったことがCLSの個性の源なのである。 

 そのあたりの意気込みはさすがにブランド巧者らしく潔い。

「室内が狭くてイヤですか。ならば…」