インテリアにも専用デザインを取り込んでいる。ステアリングは本革と高級素材のアルカンターラを巻いており、赤いセンターマークがドライバーの気分をぐっと高める。赤いステッチの入った専用のシート地も飾りすぎておらず受け入れやすい。それにしてもこのハンドルに巻かれたアルカンターラ、汗臭くなってきたら交換できるのだろうかと何度も考えてしまった。ジュークNISMOに乗ったときも同じことが頭に浮かんできた記憶がある。日常での使用を考えると、ユーザーによっては大事なポイントかもしれない。ちなみにNISMOパフォーマンスセンターに問い合わせたところ、「張り替えはできますが、純正パーツが手に入らない場合は、なるべく近い素材と縫い方で対応することになります。自分好みの太さにカスタマイズされるお客様もいらっしゃいます」とのこと。もちろん、ハンドルを操るときの握りやすさは言うに及ばず、手のひらがステアリングに張り付いているかのようなグリップ感がある。
EVスタンドは口数の増加を!
ノーマルのリーフに比べて電費が劣ることは容易に想像がつくだろう。Bレンジで走行を続ければ、バッテリー残量を示すゲージが1%、また1%と結構な早さで減っていくのが分かる。今回、2日間計345キロの行程で2回ほど充電した。ともに電池残量20%ぐらいの時にサービスエリアで30分間の急速充電を行い、70%くらいまで回復させた。その間に食事を取ったのだが、30分間の充電を終えた後ものんびりと休憩すれば、それだけ充電待ちで並んでいる後ろのクルマを待たせることになる。今後のさらなるEV普及を考えると、この辺のマナーも呼び掛ける必要が出てきそうだ。また、充電器の設置数は全国で約3万基(2019年1月時点)と着実に増えてはいるが、ガソリンと違い1回の充電に30分もかかるのが現状。EVが本格普及する前に充電器の口数を増やさないと、充電渋滞が起きるかもしれない。わずか数分で満充電になるとされる超急速充電器の開発にも期待したいところだ。