【乗るログ】スポーツEVは楽しいか否か 日産「リーフNISMO」が示した可能性 (3/4ページ)

  • 日産のEV「リーフ」のNISMOバージョン
  • リーフNISMO
  • リーフNISMO
  • リーフNISMO
  • リーフNISMOのインテリア
  • リーフNISMOのインテリア
  • パワーウインドーなどの操作スイッチ
  • 専用シート地と2色使いのステッチが目を引く
  • レッドセンターマーク付の本革・アルカンターラ巻ステアリング
  • リーフNISMOのインテリア
  • リヤの室内空間はなかなか広い
  • 整流効果を発揮するNISMO専用のサイドシルプロテクター。真っ赤なアクセントラインが一直線に走る
  • 「NISMO」と「ゼロ・エミッション」のバッジがキラリ
  • 225/45R18のコンチネンタルタイヤを装着
  • リーフNISMOの専用リヤバンパー
  • プリウスPHVの充電完了を待つリーフNISMO。先客はこの15分後に去り、筆者の順番がやってきた。EVがさらに普及すれば、口数を増やす必要があるだろう
  • 圏央道の厚木PAで充電中(駐車スペースがないからといって、充電器を使わない車をココに止めるのはやめましょう)
  • 電池残量約25%から急速充電器で30分間チャージ。約70%まで回復した。
  • リーフNISMO
  • リーフNISMO
  • リーフNISMO
  • リーフNISMO
  • ナビを起動させたモニター
  • 水色の「プロパイロット」、「SET」の順番でボタンを押すとプロパイロットが起動する。あとは好みの車速や車間距離を選ぶだけだ
  • 運転操作を自動制御する「プロパイロット」(同乗者が撮影)
  • ドライブ中の逗子海岸の景色。江の島の奥に富士山を望む
  • 日産のEVレーシングカー「リーフNISMO・RC」(東京・銀座の日産クロッシングにて撮影)
  • 日産のEVレーシングカー「リーフNISMO・RC」(東京・銀座の日産クロッシングにて撮影)
  • 日産のEVレーシングカー「リーフNISMO・RC」(東京・銀座の日産クロッシングにて撮影)
  • 日産のEVレーシングカー「リーフNISMO・RC」(東京・銀座の日産クロッシングにて撮影)


 インテリアにも専用デザインを取り込んでいる。ステアリングは本革と高級素材のアルカンターラを巻いており、赤いセンターマークがドライバーの気分をぐっと高める。赤いステッチの入った専用のシート地も飾りすぎておらず受け入れやすい。それにしてもこのハンドルに巻かれたアルカンターラ、汗臭くなってきたら交換できるのだろうかと何度も考えてしまった。ジュークNISMOに乗ったときも同じことが頭に浮かんできた記憶がある。日常での使用を考えると、ユーザーによっては大事なポイントかもしれない。ちなみにNISMOパフォーマンスセンターに問い合わせたところ、「張り替えはできますが、純正パーツが手に入らない場合は、なるべく近い素材と縫い方で対応することになります。自分好みの太さにカスタマイズされるお客様もいらっしゃいます」とのこと。もちろん、ハンドルを操るときの握りやすさは言うに及ばず、手のひらがステアリングに張り付いているかのようなグリップ感がある。

 EVスタンドは口数の増加を!

 ノーマルのリーフに比べて電費が劣ることは容易に想像がつくだろう。Bレンジで走行を続ければ、バッテリー残量を示すゲージが1%、また1%と結構な早さで減っていくのが分かる。今回、2日間計345キロの行程で2回ほど充電した。ともに電池残量20%ぐらいの時にサービスエリアで30分間の急速充電を行い、70%くらいまで回復させた。その間に食事を取ったのだが、30分間の充電を終えた後ものんびりと休憩すれば、それだけ充電待ちで並んでいる後ろのクルマを待たせることになる。今後のさらなるEV普及を考えると、この辺のマナーも呼び掛ける必要が出てきそうだ。また、充電器の設置数は全国で約3万基(2019年1月時点)と着実に増えてはいるが、ガソリンと違い1回の充電に30分もかかるのが現状。EVが本格普及する前に充電器の口数を増やさないと、充電渋滞が起きるかもしれない。わずか数分で満充電になるとされる超急速充電器の開発にも期待したいところだ。

普段使いを考慮した適度な改造具合