首都圏マンション発売、2年連続減少
民間調査会社の不動産経済研究所は14日、首都圏1都3県で2015年度に発売されたマンションは前年度比14.4%減の3万8139戸だったと発表した。減少は2年連続で、4万戸を割り込んだのはリーマン・ショック直後の09年度以来6年ぶり。施工費の上昇から価格が高止まりし、購入の動きを鈍らせている。戸当たり平均価格は10.4%アップの5617万円と、3年前に比べ1054万円上昇した。1平方メートル当たり単価も10.6%アップの79.3万円で、いずれもバブル期の平成3年度以来の水準。高値が響き、発売初月の平均契約率は72.7%と1.9ポイント下がった。
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