賃上げ率、3年連続2%超 経団連、大手企業1次集計
2016春闘経団連は18日、2016年春闘の月例賃金引き上げに関する第1次集計(15業種62社)をまとめた。大手企業の賃上げ回答額は7174円、賃上げ率は2.19%となった。昨年の1次集計の8502円、2.59%に比べ、額、率とも減少したが、3年連続で引き上げ額が7000円、率でも2%を超える高い水準にあり、経団連は「賃上げの流れは継続している」と強調した。
定期昇給と賃金水準全体を底上げするベースアップ(ベア)による月例賃金の引き上げで、賃上げ率が3年連続で2%を上回ったのは1997年~99年以来だ。昨年を下回ったことに対して、経団連は「大手組合が昨年よりもベア要求を減らしているため」と分析している。
業種別では化学(2社)の賃上げ率が3.29%(1万242円)と最も高く、これを造船の2.46%(7461円)、自動車の2.37%(8200円)が続いた。
調査は原則、東証1部上場の主要21業種249社の大手企業を対象にしており、経団連は最終集計を6月上旬に行う予定。1次集計から最終集計で例年0.1ポイント程度賃上げ率が下回るが、最終集計でも2%を確保する公算が大きいとみられている。
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