日銀決定会合は追加緩和見送り 市場失望で円相場一気に3円急騰

 

 日銀は28日、金融政策決定会合を終了し、追加金融緩和の実施を見送った。さらに2%の物価上昇目標の達成時期を「2017年度中」とし先送りした。これに失望した市場では円相場が対ドルで一気に3円も急騰した。

 円相場は朝方から1ドル=111円半ばから後半へと円安が進んでいたが、日銀決定会合の終了を受けて、ドルが売られ円が買われる円高ドル安の展開となり、108円台後半へと値上がりした。正午すぎには108円70銭台まで上昇した。