実質賃金、5年連続でマイナス

 

 厚生労働省が20日発表した毎月勤労統計調査(確報、従業員5人以上の事業所)の2015年度まとめによると、基本給や残業代などを合計した1人当たりの現金給与総額(月平均)は、前年度比0.2%増の31万4089円で、2年連続で増加した。一方、物価の影響を加味した実質賃金は0.1%減で、5年連続でマイナスだった。給与総額は微増だったが、指標となる物価が0.3%上昇したため、賃金の伸びが物価の伸びを下回り、実質賃金は増加に転じなかった。厚労省は「パートタイム労働者の割合が増えたため、1人当たりの給与の伸びが小幅にとどまった」と分析している。