トルコ・イスタンブールの空港で自爆テロ、28人死亡60人負傷 自爆犯3人か

 

 【カイロ=大内清】トルコの最大都市イスタンブールのアタチュルク国際空港で28日夜(日本時間29日未明)、連続して大きな爆発があり、トルコのメディアは少なくとも31人が死亡、約150人が負傷した。犯行声明などは確認されていないが、AP通信は政府当局者の話として、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)系によるテロの可能性が高いと伝えた。

 反体制派支援などを通じてシリア内戦に関与するトルコでは昨年以降、ISや、政府と敵対する少数民族クルド人系武装組織などによるテロが相次いでいるが、警備の厳重な空港が標的となるのは異例。同国のエルドアン大統領は28日、声明を出し、「国際社会が団結してのテロとの戦い」を呼び掛けた。

 現地からの報道によると、爆発があったのは国際線ターミナル付近。イスタンブールのシャヒン市長は「犯行は自爆テロ犯3人によるものだ」と述べた。犯人の1人は、ライフル銃を乱射した後に自爆したという。

 トルコ当局は事件を受け、アタチュルク空港を発着するすべての便の運航を停止。ユルドゥルム首相は対策本部の設置を指示した。在イスタンブール総領事館で日本人への被害がないか確認を急いでいる。

 アタチュルク空港は、中東や欧州、アジアを結ぶ国際的なハブ空港で、中東では有数の利用者数を誇る。

 イスタンブールでは今年1月と3月に相次いでISによるとみられる自爆テロが発生。今月7日には、クルド武装勢力によるとみられる爆弾テロも起きている。