経済対策財源 2500億円どまり 27年度剰余金
財務省は1日、平成27年度の決算概要を発表した。税収は7年ぶりに補正予算時の見積もりを下回り、秋の経済対策に回せる剰余金は約2500億円にとどまった。英国の欧州連合(EU)離脱などで円高圧力がくすぶる中、28年度の税収上振れもあまり期待できず、新規国債を含めた財源確保が課題となる。
27年度の一般会計税収は56兆3千億円と24年ぶりの高水準だったが、見込みを約1300億円下回った。円高で企業業績が伸びず、法人税が想定に約9千億円届かなかったのが響いた。
一方、借金利払いの減少などで歳出の使い残しが約1兆4千億円発生し、国債発行額を補正予算段階から1兆5千億円減額。剰余金は約2500億円となった。剰余金は秋の大型経済対策に充てられるが、財源としては大きく不足する。このため、建設国債を発行して賄うべきだという意見も出始めている。
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