参院選 おおさか維新健闘 社民は党首落選で崖っぷち…中小政党の明暗くっきり
おおさか維新の会は参院選で改選2からの大幅議席増となった。圧倒的な存在感を発揮した橋下徹前代表の政界引退を受けた初の国政選挙だったが、健闘した形だ。一方、社民党は吉田忠智党首が落選し、党存続が危うい崖っぷちの状態となった。
おおさか維新は6議席以上が確実となり、非改選とあわせ11議席以上を確保。参院で予算を伴わない法案を単独で提出することが可能になった。
松井一郎代表(大阪府知事)は10日夜のNHK番組で「政治資金規正法改正案をやりたい。納税者が納得するお金の使い方をやっていきたい」とさっそく意欲を表明。「おおさか」を冠した党名の変更の可能性にも言及した。
おおさか維新は「自公VS民共」の構図の中で埋没ぎみだったが、教育無償化などの憲法改正や、「身を切る改革」などの独自政策を打ち出し、無党派層を中心に一定の支持を得た。
所属議員5人の社民党は吉田氏の落選が打撃となった。吉田氏は11日未明の記者会見で、1議席にとどまることに「党首として責任はある」と肩を落とした。
今回の参院選で、政党要件の一つである「国会議員5人以上」を欠く見通しとなったが、前回の参院選で「得票率2%以上」を満たしており、政党としては当面、存続する。だが、党首落選により、前身の社会党結党から70年余りの歴史を誇る「護憲政党」は、空中分解の危機に直面する。吉田氏は当面党首を続け、今後の対応は9月の全国幹事長会議で協議する。
所属議員5人の生活の党と山本太郎となかまたちは現職2人が出馬せず、政党要件「国会議員5人以上」を割り込む危機だった。ただ、岩手、新潟両選挙区で生活所属の無所属候補が当選。小沢一郎代表は10日深夜からの記者会見で「互いに力を合わせて政治活動するのは自然な成り行きだ」と述べ、2人に生活入りを求めて政党を存続させる方向だ。
荒井広幸代表率いる新党改革は議席が獲得できず政党要件を喪失。日本のこころを大切にする党も伸び悩んだ。
関連記事