中国などの「新開発銀行」BRICS銀で「新時代」

 

 中国など新興5カ国(BRICS)が昨年設立した「新開発銀行」が20日、本部のある上海で初めての年次総会を開いた。中国の張高麗筆頭副首相はあいさつで「(同銀行を通じて)新興国の相互協力の新時代を切り開く」と提唱し、世界銀行など既存の国際金融機関への対抗心をにじませた。張氏は国際金融の既存の枠組みだけでは「融資能力に限界があり、投資資金が不足している」と指摘。新開発銀行はその不足を補うと語った。

 新開発銀行は中国で7月、地球温暖化対策などに使途を限定した「グリーンボンド」と呼ばれる人民元建て債券を発行し、30億元(約480億円)を調達。償還期限は5年で利率は年3・07%。

 同行は中国、インド、ロシア、ブラジル、南アフリカの5カ国が、新興国のインフラ整備を支援する目的で設立した。