日銀が昨年12月会合の議事要旨を公表 トランプ政権の経済政策は「不透明」との考え共有が明らかに

 
衆院予算委員会で答弁する日銀の黒田東彦総裁=3日午後、国会・衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)

 日銀は3日、昨年12月19~20日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表し、トランプ米政権の経済政策に関して9人の政策委員が「不透明な部分が多い」との考えを共有していたことが明らかになった。

 金融市場では、トランプ氏の大統領選勝利後、米国の長期金利とドル高が進行していた。こうした市場の反応に対し、複数の委員は「期待先行の面もある」とクギを刺していた。

 新興国経済への影響を懸念する声もあった。複数の委員は「新興国をめぐる資金の流れには注意を要する」と指摘したほか、「ドル建て債務の多い新興国にとって、(新興国の通貨安や株安が)景気回復の重しとなり得る」との意見も出た。