健康経営優良企業「ホワイト500」235社を認定 経産省が初選定、中小は95法人

 

 経済産業省は21日、優良な健康経営を実践する企業・団体を顕彰する平成29年度の「健康経営優良法人」として、大規模法人部門(ホワイト500)に235法人、中小規模部門に95法人を認定したと発表した。健康経営優良法人認定制度に基づく企業の選定は今回が初めて。政府は32年度までに、大企業で500法人の認定を目指す。

 地域の課題に即した取り組みや長時間労働の解消など、社員の健康管理に戦略的に取り組む企業を認定し、社会的な評価につなげる環境整備を図る狙い。

 経産省は、認定企業に対し低金利で融資を受けられる制度の導入を検討。また新卒採用にあたり、志望者が優良就職先と判断する指標として活用されることも想定する。