インフレ率の上昇はこれからも続くだろうと予想されるから、中国政府は今後も、よりいっそうの金融引き締め策を断行していくしかない。が、インフレの襲来とともに史上最大の不動産バブルが膨らんできている中、本格的な金融引き締め政策の実施はいや応なくバブルの崩壊を引き起こして経済の急落と低迷をもたらすこととなるに違いない。
中国経済の「終わりの始まり」は、すでに始まっているわけである。
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【プロフィル】石平 せき・へい 1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。