【視点】尖閣防衛、日本にできることは山ほどある 中国の恐ろしい厚顔ぶり (2/4ページ)

2012.10.30 05:00

尖閣諸島を含む東シナ海上空

尖閣諸島を含む東シナ海上空【拡大】

 米政府内のさまざまなレベルの高官が、その後も「最終的な領有権についてはいかなる立場をも取らない」という条件付きながら、同様の発言を繰り返してきた。

 日本政府、国民が大きな援軍と感じるのは当然だろう。しかし、過去を振り返ってみると、米国がこうした見解を表明したのは、実は初めてではない。2代目ブッシュ政権時代の04年3月、国務省副報道官が、やはり主権の帰属問題に立ち入ることは避けながらも、「尖閣は沖縄返還以来、日本の施政管理下にある」として安保条約の適用範囲であることを鮮明にしている。日本でも報道されたが、当時はこの問題をめぐる緊迫感が今回ほどではなかったこともあって、国内の反応はいまひとつだったが。

 その一方で、驚くべきことに、全く別の見解が示されたこともある。クリントン政権に遡(さかのぼ)る1996年10月、モンデール駐日米大使(当時)が「米国は、尖閣に介入する安保条約上の責務は有していない」と言明して、日本側をびっくりさせた。ほぼ時を同じくして、国務省報道官も「われわれの立場は、特定の国を支持しないということ」とだけ述べ、ことさら尖閣の防衛義務への言及を避ける慎重な姿勢をみせた。

尖閣防衛をめぐる米側の発言は一貫性を欠いている

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。