円安水準、来夏まで続く? 「安倍相場」輸出企業の業績回復期待 (2/3ページ)

2012.12.18 05:00

 「国土強靭化」

 円安の流れを受け、株式市場はほぼ全面高の展開になった。自動車や電機など輸出関連株に幅広く買いが入った。

 また、原発が再稼働し、業績回復につながるとの思惑から電力各社が買われ、東京電力は制限値幅の上限まで上昇するストップ高となった。公共事業の拡大につながる「国土強靭(きょうじん)化」を進めるとの見通しから、建設や道路、橋梁(きょうりょう)株も上昇した。

 終値は前週末比91円32銭高の9828円88銭。東証1部の全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は6.80ポイント高の807.84。

 市場では「自公で衆院の3分の2超の議席を獲得したことで、政策の実現可能性が高まり、新政権への期待も改めて膨らんだ」(大手証券)と、衆院選の結果に対する評価は多い。

「安倍相場」の持続力 楽観的な見方が強い

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