安倍政権の狙い
ただ、平均株価は衆院解散が決まった先月14日以降、1164円(13%)上昇していることから、早めに買っていた投資家は利益を確定する売りに出たとみられ、午後に上げ幅をやや縮小した。
「安倍相場」がいつまで続くかについても楽観的な見方が強い。SMBC日興証券の野地慎・為替ストラテジストは「安倍政権の狙いは来夏の参院選で勝ち、憲法改正に道を開くこと」とし、円安水準が来夏まで続くとみる。
参院選までは、現実的で切れ目のない経済対策で景気回復期待を高める「安全運転の政権運営」を予測している。