景気の減速が懸念される韓国で、2012年の国民1人当たり国内総生産(GDP)が前年比でほぼ横ばいだったことがわかった。輸出不振と内需低迷が要因だ。現地紙コリア・ヘラルドなどが報じた。
韓国証券大手の韓国投資証券によると、同国の12年の1人当たりGDPは2万2705ドル(約200万円)で、前年比1.3%増にとどまった。11年は2万2424ドルだった。同社幹部は日米中といった主要貿易相手国の需要が低調だったために輸出が不振だったことに加え、景況感の悪化などで内需が低迷したと分析。GDP成長率も政府目標の3.3%を下回る約2%にとどまったとの見解を示していた。
しかし、中国で景気回復の兆しがみられていることから、今年後半にかけて輸出はゆるやかに持ち直すとの予想もあり、韓国中央銀行も今年のGDP成長率の予測値を3.2%に設定した。これにともなって1人当たりGDPも増加すると見込まれている。