「アベノミクス」に対する海外からの主な評価【拡大】
ただ、相場が上昇に転じたのは、輸出企業が為替予約を手当て済みだった12年度後半だったこともあり、「円安・株高が本格的に業績に反映されるのは14年3月期の決算から」(日興の伊藤桂一チーフクオンツアナリスト)とみられる。アベノミクスが効果を持続できるかどうかで業績が左右されそうだ。
日興の集計では10~12月期に47社が通期の営業益を上方修正した。一方で、中国や欧州の需要が回復していないことなどを要因に87社が下方修正しており、世界経済の変調が企業業績に響く状況に変わりはない。