マレーシア、法整備などで市場拡大 伝統医療・ハーブ活用 政府推進 (2/3ページ)

2013.2.7 05:00

 伝統医療やハーブは、その効能や薬効成分が科学的データに基づいて十分に証明できないことなどから、西洋医学へと取って代わられてきた。しかし、マレーシアプトラ大学の研究チームによると、国内には約6000種の植物ハーブが確認され、そのうち約2000種に医療的価値があるとしている。研究チームは「体の免疫性を高めるほか、病気予防、健康食品としての効能は決して軽視できない」という。

 マレーシアを代表する伝統薬用植物といえば、男性の滋養強壮に効くとされる「トンカットアリ」や女性疾患やホルモンに作用する「カチップファティマ」が知られている。しかし、最新の研究で前者には健康増進、後者には骨粗鬆(こつそしょう)症に有効な成分が含まれていることも分かってきた。それらの生薬から抽出した濃縮エキスやカプセル、錠剤、美容・健康サプリなど多様な商品が開発されている。

 ◆自己流の服用禁物

 ハーブは確かな知識と経験の持ち主が正しく扱うことが重要だ。例えばトンカットアリは、成分を抽出して利用しなければならない。利用法を一歩間違えると、効能が得られるどころか、まったくの逆効果となる恐れもある。

 本来、ハーブは体に良いもの。オランアスリ(先住民族)が古来、病を防いだり治したりするのに使用してきた。熱帯特有の病気を治癒すると信じられているものもある。

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