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■日銀正副総裁人事に対する市場関係者の見方
◆コメント
<今年7月までのドル円相場(1ドル)予測>
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◆宮前耕也・SMBC日興証券エコノミスト
黒田氏と岩田(規久男)氏が入ったことで「(金融緩和で物価を引き上げ、景気回復を図る)「リフレ」色が強い印象。両氏は着目する金融政策のアプローチは異なるが、総合すれば(資産買い入れの拡大などで)日銀のバランスシートは拡大しやすくなるのではないか
<90~100円>
◆嶌峰義清・第一生命経済研究所首席エコノミスト
財務官を務めた黒田氏は日銀、政府、財務省の連携が取れ、諸外国にパイプも持つことから施策遂行の障害を越えるのに強い。岩田氏は経済学の裏付けのあるこれまでにない施策を打ち出すことが期待され、中曽氏は日銀内の細やかなことに精通するバランスの要となりうる
<91~96円>
◆広木隆・マネックス証券チーフ・ストラテジスト
黒田氏は国際組織でのトップ経験があり、対外調整力に優れ、岩田氏は強力なリフレ派。両氏で正副総裁が実現すれば、実現可能性の高い組み合わせではベストに近い。日銀執行部内でも積極金融緩和を求める動きが強まるだろう
<現値~110円>