自身の「ドリーム・ガールズ・プロジェクト」について語る温井和佳奈さん(温井さん提供)【拡大】
温井さんがカンボジアで展開する事業は「ユヌス・ソーシャルビジネスと呼ぶにふさわしい」として、出資第1号の事業の一つに選ばれた。
温井さんらの事業は、11年2月にカンボジアで開かれた「女性のためのデザインコンテスト」から始まった。目覚ましい経済成長を遂げるカンボジアだが、貧富の格差は拡大しており、特に女性たちは職業的スキル(技能)を磨く機会に恵まれず、選べる職域が狭い。
温井さんの事業は、キャリアチャンスの少ないカンボジアで、デザインの才能を持つ女性たちを発掘し、プロとして育成するのが目的。11年に首都プノンペンで開かれた第1回コンテストには200人余りが応募し、入賞者の作品は手帳や壁時計などに商品化された。12年には第2回コンテストが開催され、同年秋には北西部の都市シエムレアプでも予選を開催。参加者は全国に広がり、延べ520人に増えた。3月には第3回が開かれる。
事業化に注力
コンテストに続いて温井さんらが手がけるのは、入賞作品を中心にしたデザインのライセンス販売事業。協力企業との間でライセンス契約を結び、化粧ポーチやパスケースなどの商品を開発し、製造・販売する。